日経平均は大幅に続伸。
245.32円高の19624.51円(出来高概算16億4000万株)で前場の取引を終えている。
注目された8日の米雇用統計の堅調な結果を受けて、NYダウは267ドル高となった。
シカゴ日経225先物は大阪比275円高の19655円となり、日経平均はこれにさや寄せする格好から始まった。
ただし、戻り待ちの売り圧力のほか、決算発表が本格化するなかで模様眺めムードも強い。
日経平均は寄り付き直後に19679.63円をつけた後は、19600円を挟んでのこう着が続いている。
セクターでは倉庫運輸、卸売が2%を超える上昇となっているほか、非鉄金属、石油石炭、鉱業、証券、電力ガス、医薬品、情報通信、パルプ紙などが堅調。
一方で、オリンパス (TOKYO:7733)の下落影響から精密機器のみがマイナスに。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。
日経平均は25日線目前の水準でのこう着をみせている。
米株高を好感して19600円を回復して始まったが、トヨタ自 (TOKYO:7203)、ソフトバンク (TOKYO:9984)など、寄り付き近辺が高値となり、短期筋の回転が利きづらい。
4月23日以来の年初来高値を更新して始まった三菱UFJ (TOKYO:8306)は、その後マイナスに転じており、利益確定も出やすい水準のようである。
15年3月期の業績予想を取り下げるほか、期末配当を見送ると発表した東芝 (TOKYO:6502)がストップ安。
大幅減資観測が伝えられたシャープ (TOKYO:6753)も一時ストップ安をつけており、需給懸念なども上値の重石になっているようである。
日経平均は5日線と25日線辺りでのもち合いが続きそうである。
大引け後に決算発表が予定されているソフトバンクの動向が注目されよう。
そのほか、トヨタ自の決算反応が鈍い一方で、東芝がストップ安になるなど、マイナス要因には強い反応をみせている。
需給不安が好業績銘柄への利益確定に向かわせてくる可能性も意識しておく必要がありそうだ。
(村瀬智一)
245.32円高の19624.51円(出来高概算16億4000万株)で前場の取引を終えている。
注目された8日の米雇用統計の堅調な結果を受けて、NYダウは267ドル高となった。
シカゴ日経225先物は大阪比275円高の19655円となり、日経平均はこれにさや寄せする格好から始まった。
ただし、戻り待ちの売り圧力のほか、決算発表が本格化するなかで模様眺めムードも強い。
日経平均は寄り付き直後に19679.63円をつけた後は、19600円を挟んでのこう着が続いている。
セクターでは倉庫運輸、卸売が2%を超える上昇となっているほか、非鉄金属、石油石炭、鉱業、証券、電力ガス、医薬品、情報通信、パルプ紙などが堅調。
一方で、オリンパス (TOKYO:7733)の下落影響から精密機器のみがマイナスに。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。
日経平均は25日線目前の水準でのこう着をみせている。
米株高を好感して19600円を回復して始まったが、トヨタ自 (TOKYO:7203)、ソフトバンク (TOKYO:9984)など、寄り付き近辺が高値となり、短期筋の回転が利きづらい。
4月23日以来の年初来高値を更新して始まった三菱UFJ (TOKYO:8306)は、その後マイナスに転じており、利益確定も出やすい水準のようである。
15年3月期の業績予想を取り下げるほか、期末配当を見送ると発表した東芝 (TOKYO:6502)がストップ安。
大幅減資観測が伝えられたシャープ (TOKYO:6753)も一時ストップ安をつけており、需給懸念なども上値の重石になっているようである。
日経平均は5日線と25日線辺りでのもち合いが続きそうである。
大引け後に決算発表が予定されているソフトバンクの動向が注目されよう。
そのほか、トヨタ自の決算反応が鈍い一方で、東芝がストップ安になるなど、マイナス要因には強い反応をみせている。
需給不安が好業績銘柄への利益確定に向かわせてくる可能性も意識しておく必要がありそうだ。
(村瀬智一)