19日午前の東京外為市場ではドル・円は105円89銭付近。
トルコのクーデター失敗で安心感が広がるなか、国内勢による円買いが観測された。
ドル・円は、朝方の取引で106円33銭を付けた後は、国内勢による円買いでドルは105円68銭まで下落。
日経平均株価の上げ幅縮小もドルの押し下げ要因。
ただ、前週末にトルコで発生したクーデターは鎮圧され、市場には安心感が広がっている。
ランチタイムの日経平均先物は上昇に転じており、ドルは午後の取引で底堅い値動きとなりそうだ。
ただ、106円台は上値の重さが意識されており、ドルの上昇ペースは鈍いだろう。
10時半に公表された豪準備銀(RBA)金融政策委員会の議事録(7月5日開催分)によると、「インフレ指標は依然として平均を下回っている」といった意見が出され、早期利下げへの思惑から豪ドル売りに振れた。
一方、北朝鮮は今朝、南部の黄海北道黄州付近から短距離弾道ミサイル、中距離弾道ミサイルの計3発を日本海方向へ向け発射した。
いずれも日本海に落下したもようだが、特に地政学リスクは高まっていない。
ここまで、ドル・円は105円68銭から106円33銭、ユーロ・ドルは1.1063ドルから1.1080ドル、ユーロ・円は116円96銭から117円77銭で推移。
【要人発言】
・豪準備銀(議事録)
「豪ドル高は調整を複雑化させる恐れ」
「インフレ指標は依然として平均を下回っている」
「今後入手するデータで見通しの評価を洗練することができる」