24日のドル・円相場は、東京市場では120円39銭から119円86銭で軟調推移。
欧米市場でドルは一時119円21銭まで続落したが、120円05銭で取引を終えた。
本日25日のドル・円は120円台で推移か。
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が年内の利上げ実施を示唆したことから、リスク回避的なドル売りは縮小し、ドルは底堅い動きを続ける可能性がある。
報道によると、イエレンFRB議長は24日に講演を行い、金利引き上げは年内が適切との見方を示した。
講演では「利上げの遅れは急激な引き締めにつながる可能性がある」、「最近の低インフレは一時的である可能性」、「失業率は完全雇用の水準を下回る、インフレ率も2%に上昇していく」などの見解を表明した。
市場関係者の間では10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定されることはないとみられており、利上げ開始は12月になるとの見方が一般的。
ただし、利上げ開始後に雇用情勢が悪化し、インフレ率が鈍化した場合、追加利上げは難しくなる。
利上げペースは年4回程度になるとの見方があるが、経済指標次第となる可能性が高い。