1356GMT 9日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
10日終値 前営業日終値
株 FT100 5230.55(‐4.63) 5235.18
クセトラDAX 5613.20(‐6.52) 5619.72
金 現物午後値決め 1101.50 1106.75
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.270 (+0.000) 0.432(0.415)
独連邦債2年物 1.264(1.240)
独連邦債10年物(12月限) 121.49 (+0.16) 3.299(3.319)
独連邦債30年物 4.071(4.089)
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<為替> ドルが9日につけた1年3カ月ぶり安値から戻し、幅広く上昇している。前
日の下げは急過ぎたとの見方が出ている。
<株式> ロンドン株式市場は5営業日ぶりに反落。HSBC
支援され一部銀行株が上昇する一方、ボーダフォン
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時2週間ぶり高値をつけた。
金属価格高や需要回復見通しでこのところ急伸していた鉱山株に利益確定の売りが出た。
ランドゴールド・リソーシズ
の、利益が予想を下回った。
フレスニロ
クストラータ
ン
メキシコ湾岸の製油所に接近していたハリケーン「アイダ」の勢力が弱まり原油価格が
下落するなか、エネルギー株に売りが出た。ケアン・エナジー
個別株では、ボーダフォンが1.5%安となった。この日発表した中間決算で、利払い・
税・償却前利益(EBITDA)と収入がともに市場予想と一致した。ただアナリスト
は、基調的な弱さや新興国市場での厳しい競争状況を指摘した。
HSBCは4%上昇し、銀行セクターを支援。第3・四半期決算で実質利益が前年同期
比で大幅に増加した。投資銀行部門が年初から過去最高益を維持しているほか、米国の消
費者金融事業の損失が、過去3年で初めて減少した。
スタンダード・チャータード(スタンチャート)
一方、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
5000人の追加削減を行う方針を発表したロイズ・バンキング・グループ
ほぼ変わらずとなった。
投資銀行部門の業績見通しをめぐる懸念から、バークレイズ
った。
欧州株式市場は5営業日ぶりに反落。英ボーダフォン
り通信株が売られた。鉱山株は軟調な金属価格に連れ安となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.00ポイント(0.20%)安
の1010.23。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.67ポイント(0.13%)安の
2856.44。
ブリューイン・ドルフィンのストラテジスト、マイク・レノフ氏は「プラスとマイナス
両方に振れ、非常に不透明な一日だった。方向性に欠ける展開だった。主に米市場の動向
に追随した」と指摘した。
通信株の下げが目立った。ボーダフォンは1.5%安。第3・四半期決算では、インド
を始めとする新興市場国での激しい競争などが要因となり利益率が2.1%ポイント低下
した。
金属相場の下げを受け、鉱山株のアングロ・アメリカン TO.L>、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ 4─2.5%安。 自動車フォルクスワーゲン(VW) ル・ホールディングは、VWの優先株最大2500万株を市場で売却すると発表した。V Wの優先株は15.8%下落した。 銀行株は強弱まちまち。HSBC 益が前年同期比で大幅に増加したと明らかにした。米国の消費者金融事業の損失は、過去 3年で初めて減少した。 一方、バークレイズ は0.7─5.1%安。 <ユーロ圏債券> 上昇。欧州株安のほか、11月の独景気期待指数が予想を超えて大 幅に低下し、債券価格を押し上げた。低リスク資産が選好されるなか、独連邦債先物は1 週間ぶりの高値をつけた。 ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した11月の独景気期待指数は51.1と 前月の56.0から低下した。ロイターがまとめたアナリスト予想の55.0を下回っ た。 各国中銀が来年まで潤沢な流動性を金融システム内に維持するとの見方も債券相場を支 援した。 ノルディア(コペンハーゲン)の首席債券アナリスト、二ルス・フロム氏は「独ZEW 景気期待指数は欧州債券市場に顕著な影響を与えた。金融システムには引き続き多くの流 動性があるという状況だ」と述べた。 1620GMT時点で、独連邦債先物12月限 ィック高の121.72。一時121.81まで上昇した。 独連邦債2年物 (bp)低下し1.244%。同10年物 3.279%。 2・10年債の利回り格差は206bpに縮小した。前日には9月下旬以来の水準とな る211bpに拡大していた。 フィッチ・レーティングスはこの日、英国について、最上級格付けを失うリスクが主要 経済国の中で最も高いと警告。これを受けて英国債が圧迫されたものの、英10年債入札 で底堅い需要が示されたことを受け、その後値を戻した。 10年物の独連邦債と英国債の利回り格差は55bpと約3カ月ぶりの水準に拡大した 後、51bpに縮小した。 オランダは2012年償還の債券について30億ユーロ規模の入札を実施。11日には 独連邦債10年物の入札が予定されている。 [東京 11日 ロイター ]