日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:>
終値 9691.84 +133.15 終値 9710 +160
寄り付き 9631.53 寄り付き 9640
安値/高値 9630.37─9728.03 安値/高値 9630─9730
出来高(万株) 174972 出来高(単位) 37379
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[東京 27日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反発。好決算を発表した個別
銘柄が物色されたほか、大型連休を控えて先物を買い戻す動きもみられたが、米連邦公開
市場委員会(FOMC)を控え明確な方向感は出づらかった。スタンダード&プアーズ
(S&P)による日本のアウトルック引き下げの影響は限定的。非鉄や電機がしっかりす
る一方で、証券や電力会社はさえなかった。個人情報流出が嫌気されたソニー<6758.T>は
2%安だった。
東証1部騰落数は値上がり867銘柄に対し値下がり642銘柄、変わらずが165銘
柄。東証1部の売買代金は1兆3181億円。
S&Pは日本のアウトルックを「ネガティブ」に変更したが、2月にムーディーズがす
でに引き下げていたこともあり、株式市場で影響はみられない。市場では「むしろ個別業
績やFOMCが最大の関心事」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券・投資ストラテジ
ストの荒井誠治氏)との指摘があった。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は
27日のFOMC終了後に初の定例記者会見を開くほか、28日には国内企業の決算発表
が1度目のピークを迎える。
大型連休を控え市場では「仕掛けづらい時間帯に入っている。海外での先物水準を追認
して動く形になっている」(SMBC日興証券・国際市場分析部次長の長谷川浩氏)とし
て明確なトレンドは出づらい。こうした中で「先物に5月決算のヘッジファンドが買い戻
しを入れたとの観測が出ている。キヤノン<7751.T>、ファナック<6954.T>など指数寄与度
の高い銘柄が決算発表後に買われたことも日経平均の上昇につながっている」(大手証券)
との声が出ていた。
外為市場でドルは朝方は81円前半に振れる場面があったが、その後は再び円高に一服
感が出ており、自動車もプラス圏での推移となった。
東証1部の値上がり率上位にはダイト<4577.T>、クラレ<3405.T>、大阪チタニウムテク
ノロジーズ<5726.T>、富士通ゼネラル<6755.T>、パナホーム<1924.T>が入った。
(ロイターニュース 寺脇麻理)
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