(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5139.31(‐113.84)
前営業日終値 5253.15(‐ 30.16)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5533.24(‐138.85)
前営業日終値 5672.09(‐ 37.57)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3689.25(‐104.22)
前営業日終値 3793.47(‐ 18.66)
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<ロンドン株式市場> 大幅続落。世界経済をめぐる懸念が再燃し、終値ベースで3カ
月ぶり安値をつけた。
リスク回避の動きが高まるなか銀行・鉱山株が売られた。エネルギー株も商品価格の下
げに圧迫された。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は113.84ポイント(2.17%)安の
5139.31。11月5日以来の安値で引けた。
銀行株の下げが目立ち、HSBC
7.8%安。
イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、政策金利を予想通り過去最低水準の0.5
%に、また資産買い入れプログラムの規模を現行の2000億ポンドにそれぞれ据え置く
ことを決定した。
英中銀の決定は、市場のセンチメント改善にはつながらなかった。
欧州中央銀行(ECB)もこの日の理事会で、予想通り主要政策金利を過去最低の
1.00%に据え置いた。
ユーロ圏周辺国をめぐる根強い懸念が圧迫材料となったほか、米新規失業保険週間申請
件数が予想外に増加し下げに拍車をかけた。
ボーダフォン
上回ったほか、業績見通しを引き上げたことが好感された。
グラクソ・スミスクライン
がかりに一時の下げから戻した。
投資家が需要見通しを再評価するなか、金属・原油価格が下落し、商品株が売られた。
鉱山株ではアントファガスタ
クストラータ
石油株では、第4・四半期が75%減益となったロイヤル・ダッチ・シェル
2.1%下落。BP
<欧州株式市場> 大幅続落。ユーロ圏周辺国をめぐる懸念や米新規失業保険週間申請
が予想外に増加したことが相場を圧迫した。スペインのサンタンデール
銀行株の下げを主導した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は28.03ポイント(2.75%)
安の992.96。終値ベースでは11月30日以来の安値、1日としては10週間ぶり
の下落率となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は97.16ポイント(3.46%)安
の2707.45。
サンタンデールは9.4%安。通年利益は予想を上回ったものの、株価を押し上げるに
は至らなかった。トレーダーは、スペイン経済の見通しをめぐる懸念などを指摘した。
ドイツ銀行
を上回った。
その他、BBVA
HSBC
クレディ・スイスの資産管理部門の副会長ボブ・パーカー氏は「欧州連合(EU)がギ
リシャの財政健全化計画について『野心的』と表現したことで、多くの市場参加者は、E
Uは計画が順調に実施されることにさほど自信がないと受けとった。スペインの予算案が
詳細に欠くことや、ポルトガルの赤字削減をめぐる懸念もある。市場は短期的に下落する
だろう」と述べた。
米労働省が発表した1月30日終了週の新規失業保険週間申請件数は、前週比8000
件増の48万件と、予想外に増加した。 アナリスト予想は46万件だった。
欧州中央銀行(ECB)はこの日の理事会で、予想通り主要政策金利を過去最低の1%
に据え置いた。
イングランド銀行(英中央銀行)も政策金利を予想通り過去最低水準の0.5%に、ま
た資産買い入れプログラムの規模を現行の2000億ポンドにそれぞれ据え置くことを決
定した。
[東京 5日 ロイター]