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欧州市場サマリー(27日)

発行済 2010-09-28 03:32

               1326GMT     24日終盤

ユーロ/ドル    1.3482     1.3488

ドル/円      84.260     84.180

ユーロ/円 113.61     113.60

              27日終値   前営業日終値

株 FT100 5573.42(‐25.06) 5598.48

  クセトラDAX     6278.89(‐19.41) 6298.30

金 現物午後値決め  1297.00     1297.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.005 (‐0.015)  0.324(0.355)

独連邦債2年物 0.723(0.737)

独連邦債10年物(12月限) 131.61 (+0.76) 2.275(2.351)

独連邦債30年物   2.905(2.995)

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 <為替> 米連邦準備理事会(FRB)が景気支援に向け追加緩和策の導入に踏み切

るのではないかとの観測が払しょくしきれず、ドルが対ユーロで5カ月ぶりの安値に下

落した。

 電子取引システムEBSで、ユーロは1.3507ドルまで上昇、4月以来

の高値を更新した。その後1.3485ドルで取引された。

 主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数<.DXY>は一時79.192と、

2月初旬以来の低水準をつけた。その後は79.280と、若干戻した。

 

 <株式> ロンドン株式市場は、方向感のない取引のなか、反落して終了した。

 キャピタル・スプレッズのアンガス・キャンプベル氏は「経済指標や企業ニュースの発

表がなかったため、方向感に欠ける取引となった。明日は第2・四半期の英国内総生産

(GDP)確報値や9月の米消費者信頼感指数などの発表があるため、多少の方向感はで

てくるだろう」と述べた。 

 スミス・グループは1.6%安。バンク・オブ・アメリカ(BOFA)メリル

リンチが同社の投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げたことが嫌気された。

 一方、ソフトウェアのセージ・グループは3.1%、同業のオートノミー

は1.6%、それぞれ上昇した。

 日用品大手ユニリーバは1.3%高。米国のヘアケア・グループ、アルバート

・カルバーを37億ドルで買収することに合意したと発表したことが材料視され

た。

 カザキミスは1.5%。ゴールドマン・サックスが同社の株価目標を引き上げ

たことが好感された。

 

 欧州株式市場は反落。今週のマクロ経済指標の発表を控えて軟調な米株市場に追随した。

新薬のフェーズ3試験が失敗に終わったスイスのバイオテクノロジー企業アクテリオン

が7.9%下落するなど、医薬品株が値を下げた。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.60ポイント(0.43%)安

の1073.55。出来高は90日平均の67%にとどまった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.42ポイント(0.59%)安

の2776.33。

 シティ・インデックスの市場ストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は「市場は一

服し、推進力も若干弱まりつつあるようだ。今週は経済指標に大きな関心が向けられてお

り、1つか2つの指標がさえなかった場合は利食い売りの動きが強まって、相場が下落す

る可能性がある」と述べた。

 28日には英国の第2・四半期国内総生産(GDP)確報値が、30日には米第2・四

半期GDP確報値がそれぞれ発表される。

 医薬品株が軟調。アストラゼネカが1.6%安。前立腺がん治療薬の開発をめ

ぐり、最終段階の試験が失敗に終わった。DJSTOXX医薬品株指数<.SXDP>は0.6

%下落した。

 一方、英蘭系の日用品大手ユニリーバは上昇。ユニリーバによる米国のヘアケ

ア・グループ、アルバート・カルバーの買収を背景に、DJSTOXX欧州食品

・飲料品株指数<.SX3P>は0.9%上昇した。

 

 <ユーロ圏債券> アイルランドの財政健全性をめぐる懸念が強まり同国債が再び圧迫

されたことを受け、独連邦債先物が上昇した。

 独連邦債先物は一時76ティック上昇し、131.61の高値をつけた。 

 10年物アイルランド国債と独連邦債の利回り格差は

452ベーシスポイント(bp)に拡大、前週24日につけたユーロ導入以来の最高水準

となる454bpに迫った。

 リスク選好の低下を背景に、FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は下落し

た。

 ムーディーズ・インベスターズ・サービスが27日、アイルランド政府による救済コス

ト公表を前にアングロ・アイリッシュ銀行のシニア債と劣後債を格下げし、ユーロ圏の銀

行セクターに対する懸念が浮き彫りになった。

 救済コストをめぐる発表を控え、投資家は引き続き神経質になっているという。 

 欧州中央銀行(ECB)がアイルランドに対するユーロ圏救済基金の発動を一時的に検

討したとの独ハンデルスブラット紙の報道も、同国やポルトガルの支援要請をめぐる懸念

を強める要因となった。

 またトレーダーは、今週、総額2250億ユーロのECB融資が期限を迎えることも投

資家が神経を尖らせる要因となったと指摘した。

 

 10年物ポルトガル国債と独連邦債の利回り格差は10bp拡大し

425bpとなった。トレーダーによると、薄商いだったことで利回り格差の振れが大き

くなった。ECBが国債買い入れを行っているとの兆候はほとんどないという。

 独連邦債先物清算値は前営業日比66ティック高の131.51。独連邦債10年物

利回りは7.5bp低下し2.27%。同2年物利回りは

0.5bp低下し0.729%。

 月末のデュレーション長期化を狙ったインデックス買いも債券買いを支援した。

                         [東京 28日 ロイター]

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