■きちり (T:3082)の市場環境
外食産業の市場規模は2011年を底にして、緩やかながら回復トレンドとなっている。
(公財)食の安全・安心財団の調べによれば、2015年は前年比2.2%増の25兆1,816億円と4年連続の増加となった。
うどんや回転寿司などの専門店業態が店舗数の増加とともに伸びているほか、ファミリーレストランも客単価の上昇とともに拡大を続けていることが主因となっている。
直近の月次状況について見れば、全体では前年同月比で0〜5%の増加ペースが続いており、業態別ではファーストフードやファミリーレストランが堅調な一方で、パブレストラン/居酒屋業態についてはマイナス基調が続いている。
特に居酒屋については、店舗スタッフの慢性的な人手不足を背景に大手チェーン店で店舗数を縮小する動きを続けていることがマイナス要因となっている。
今後についても基調としては大きな変化はなく、居酒屋業態の縮小トレンドが続くが、市場全体では緩やかに拡大していくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
外食産業の市場規模は2011年を底にして、緩やかながら回復トレンドとなっている。
(公財)食の安全・安心財団の調べによれば、2015年は前年比2.2%増の25兆1,816億円と4年連続の増加となった。
うどんや回転寿司などの専門店業態が店舗数の増加とともに伸びているほか、ファミリーレストランも客単価の上昇とともに拡大を続けていることが主因となっている。
直近の月次状況について見れば、全体では前年同月比で0〜5%の増加ペースが続いており、業態別ではファーストフードやファミリーレストランが堅調な一方で、パブレストラン/居酒屋業態についてはマイナス基調が続いている。
特に居酒屋については、店舗スタッフの慢性的な人手不足を背景に大手チェーン店で店舗数を縮小する動きを続けていることがマイナス要因となっている。
今後についても基調としては大きな変化はなく、居酒屋業態の縮小トレンドが続くが、市場全体では緩やかに拡大していくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)