[マンチェスター(英国) 13日 ロイター] - 米投資家ステファン・パリウカ氏は13日、サッカーのイングランド・プレミアリーグのチェルシー買収計画について、米プロバスケットボール協会(NBA)理事会チェアマンのラリー・タネンバウム氏と元主将のジョン・テリー氏が計画に参加したと発表した。
発表された声明では、カナダ企業メープルリーフ・スポーツ&エンターテインメント(MLSE)のオーナーのタネンバウム氏が入札の共同オーナーになったとされた。MLSEはNBAのラプターズや、米メジャーリーグサッカー(MLS)のトロントFC、北米プロアイスホッケー(NHL)トロント・メープルリーフスを保有している。
また、パリウカ氏は、テリー氏を含むファンや元選手からなる「トゥルー・ブルース・コンソーシアム」もこの買収計画を支持しているとした。チェルシーはウクライナ侵攻を受けた英政府によるロシアのオリガルヒ(新興財閥)への制裁で、元オーナーのロマン・アブラモビッチ氏が売りに出している。
一方で、パリウカ氏はイタリア・セリエAのアタランタの株式55%を保有しているが、欧州サッカー連盟(UEFA)の規則では同じ大会に参加するチームは同一人物による経営やマネジメントを受けられず、問題に直面する可能性がある。