[2日 ロイター] - 陸上男子の元五輪王者モハメド・ファラー(39、英国)は2日、ロンドンで行われた大会で復帰。1万メートルで2位に終わり、トラック競技からの引退を示唆した。
ファラーは自己ベストのタイムには遠く及ばず。優勝したエリス・クロス(26)のタイム、28分40秒より4秒遅かった。ファラーにとっては昨年6月以来のレースだった。昨年の東京五輪への出場は逃していた。
ファラーは「トラック競技に関しては、これで終わりだと思う」とコメント。「他の選手たちと戦うには体の準備を整えなければならないし、正しい心構えが必要。この競技が大好きだし、長いキャリアを送ってきた」と述べた。
さらに同選手は「これほど長い間レースから遠ざかったことはなかった。今日はきつかった。エリスの走りが素晴らしかった」とも話し、勝者をたたえた。