[カブール 31日 ロイター] - アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は、米軍撤退から1年となる31日、国際社会に合法的政府と認定するよう訴えた。
タリバンは声明で「過去20年間の経験は、良い指針となる。過去20年間、アフガニスタンの人々に対するあらゆる種類の圧力や脅威は失敗し、危機を拡大させただけだ」と表明。
タリバンが自称する「アフガニスタン・イスラム首長国」は「正当な政府であり、勇敢なアフガニスタン国民の代表」だと主張した。
現在、タリバンを正式な政府と認定している国はない。
国際社会はタリバンに対し、人権、特に教育や就業の機会が奪われている少女や女性の人権に関し圧力をかけてきた。また、評論家、活動家、ジャーナリストへの嫌がらせをやめるよう求めている。
タリバンは、女子教育の問題を検討していると反論し、反対派の取り締まりを否定している。
31日は祝日とされ、カブールではタリバン軍によるパレードなどが行われた。