[15日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)は15日、ナゲッツやホークスなどでセンターとして活躍したディケンベ・ムトンボ氏(56)が、脳腫瘍で闘病中であると明らかにした。
NBAは声明で、ムトンボ氏はアトランタの病院で治療を受けていると説明した。
ムトンボ氏は約218センチの長身を生かしたプレーで通算18シーズン、合計6チームで活躍。最優秀守備選手賞を通算4回獲得した、リーグ有数のショットブロッカーとして知られる。
ムトンボ氏は米国バスケットボール殿堂入りも果たしており、同氏がつけた背番号55はナゲッツとホークスが永久欠番としている。
現役時代からディケンベ・ムトンボ基金を立ち上げるなど、人道的な活動に熱心だったことでも知られ、母国のコンゴ民主共和国には300床のマラリア専門病院が作られた。