[ブリュッセル 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は17日、欧州連合(EU)は中国を競合相手として認識し、経済面での依存度を下げるべきとの認識を示した。EUは対中関係を微調整する方針だという。
同氏は記者団に対し、中国はEUにとってパートナーというよりも競合相手としての性質がより顕著になったと指摘。欧州はロシア産ガスへの依存度が高くエネルギー供給にぜい弱さを抱えていることを念頭に、その二の舞とならないために技術や重要原材料のサプライチェーンを多様化し、中国への依存度も下げるべきだとした。
EUは20日から2日間の日程で欧州理事会を開催する予定。対中関係も議題となる。