[21日 ロイター] - ロシア・反ドーピング機関(RUSADA)は21日、フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワのドーピング問題に関する調査結果などを公表しないと発表した。
ワリエワは2月に開催された北京五輪で、昨年12月25日にロシア選手権で採取された検体から禁止薬物のトリメタジジンの陽性反応が出たことで大きな騒動となった。
当時15歳だったワリエワは金メダル最有力候補とみられていたが、一転して騒乱の渦中の人となったことで演技が大きく乱れ、シングルで4位に終わった。
RUSADAは声明で「告発や最終的な決定など全てのプロセスや手続きは機密事項とする。国際およびロシアの反ドーピング基準の原則に従うとともに事実と状況を考慮し、公聴会の日程、その他の詳細を発表するつもりはない」とし、「選手の利益を守る」との見解を示した。