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[ブリュッセル/ワシントン 4日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)は4日、ストルテンベルグ事務総長(64)の任期を1年間延長することを決めた。
ロシアのウクライナ侵攻が続く中、経験豊富なストルテンベルグ氏の続投が適切と判断した。
ストルテンベルグ氏はノルウェーの元首相で、2014年にNATO事務総長に就任。これまで3回にわたり任期が延長されてきた。
NATOはウクライナを支援する一方、ロシア軍との直接衝突を回避するという課題に直面。ストルテンベルグ氏は安定感のある指導者として忍耐強く合意を形成する力量が評価されている。
新たな任期は来年10月1日まで。ストルテンベルグ氏は任期延長の決定を光栄に思うとツイッターに投稿した。
バイデン米大統領は、ストルテンベルグ事務総長の任期を1年延長するNATOの決定を歓迎。「ストルテンベルグ氏の着実な指導力、経験、判断力によって、NATOは第二次世界大戦以来、欧州の安全保障における最大の試練を乗り越えてきた」とし、現在NATOは「かつてないほど強固で結束し、目的を持つ」と評価した。
その上で「NATOをさらに強化するためにストルテンベルグ氏と連携を続けていくことを楽しみにしている」と述べた。
ホワイトハウスによると、バイデン氏はその後、ドイツのショルツ首相と電話会談を行い、今月11─12日にリトアニアの首都ビリニュスで開かれるNATO首脳会議に向けた準備事項について確認。「NATOを一段と強化する方法など、首脳会議で討議される多岐にわたる問題について話し合った」とした。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、電話でストルテンベルグ氏に祝意を伝え「実りある協力関係を続けていくことを楽しみにしている」と述べた。
また、NATO首脳会議を前にストルテンベルグ氏と見解の調整を行っているとし「今こそ力強い決断を下し、この方向への具体的な一歩を踏み出す時だ」と対話アプリ「テレグラム」に投稿した。 ウクライナはNATO首脳会議で、加盟に向けたシグナルが示されることを望んでいる。
ストルテンベルグ事務総長は今年2月に任期の再延長は求めないと表明。その後、後任候補としてデンマークのフレデリクセン首相や英国のウォレス国防相らが浮上したが、NATO首脳会議が近づく中、加盟国の支持を得ることはできなかった。
ストルテンベルグ氏は引き続き事務総長として、軍の変革を監督し、防衛の焦点をアフガニスタンやバルカン半島などからロシアに戻すことのほか、NATOのアジア地域への関与を巡る加盟国間の見解の相違のすり合わせなどの課題への対処にあたる。









