Ari Rabinovitch John Davison
[エルサレム 13日 ロイター] - オースティン米国防長官は13日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの戦闘が激化するイスラエルを訪問し、米国はイスラエルに対し一段の軍事支援を実施する用意があると表明した。同時に、現在は「決意」が必要な時であり、「復讐」の時ではないと警告した。
オースティン長官はテルアビブでイスラエルのガラント国防相と共同記者会見を行い、米国は弾薬や防空能力のほか、必要な装備などをイスラエルに迅速に供給していると表明。すでに空母ジェラルド・フォードをこの地域に配備したほか、中東地域の戦闘機部隊を増強したとし、必要に応じて一段の配備を行う用意があると述べた。
オースティン長官はまた、ハマスとの戦闘が続くイスラエルを支援すると同時に、ロシアの侵攻を受けているウクライナの支援も継続すると表明。「米国は世界で最も強力な国だ。複数の地域に資源を振り向けることができる。米国はウクライナを支援すると同時に、イスラエルも支援する」と述べた。