[モスクワ 2日 ロイター] - ロシア産天然ガスを欧州に送る海底パイプライン「ノルドストリーム1」を運営するスイスの事業会社は2日、スウェーデンの排他的経済水域にあるパイプライン損傷地点の初期調査の結果、人工的な技術により発生した大きな損傷が確認されたと発表した。
運営会社は「損傷現場調査の予備的な結果で、人口技術により作られた深さ3─5メートルのクレーターが確認された」とした。クレーターとクレーターの距離は約248メートルで、この間のパイプラインが破壊されていたとし、パイプラインの破片は少なくとも半径250メートルにわたり飛び散ったとした。
スウェーデンとデンマークは「ノルトストリーム1・2」で起きたガス漏れは爆発によるものと結論づけたが、誰が背後にいたかは明らかにしていない。一方、ロシア国防省は10月29日、英海軍の関係者がノルドストリーム1・2を爆破したとの見解を示した。