■会社概要
1. 会社概要
プレサンスコーポレーション (T:3254)は、ファミリーマンション及びワンルームマンションの企画・開発・分譲を手掛ける独立系デベロッパーである。
近畿圏及び中京・東海圏ではマンション供給数No.1であり、全国でも2位に入る。
都心主要駅から徒歩10分以内の利便性の良い立地に、自社で企画開発するプレサンスシリーズのマンションを展開。
士気の高い販売部隊が強みであり、完成在庫の売れ残りは極めて少ない。
1997年の設立以来、順調な成長を続けており、2007年に東証2部上場、リーマンショックにも大きな影響を受けずに2013年には東証1部上場を果たし、2015年に「JPX日経インデックス400」の構成銘柄に選定されている。
2. 沿革
同社の母体は、1997年10月に株式会社日経プレステージとして大阪で設立されたワンルームマンション販売会社である。
2002年4月に株式会社プレサンスコーポレーションに商号変更された。
1998年に建物管理業務及び保険代理業務、1999年にはファミリーマンション販売及び不動産賃貸管理業務に進出するなど、周辺業務を取り込みながら業容を拡大してきた。
2000年代に入ってからは自社開発物件を手掛け始め、中京・東海及び関東へ販売エリアを広げた。
2008年には中古物件売買・仲介業務を行う(株)プレサンスリアルタを設立、2014年には建設事業を行う(株)トライストを子会社化、家賃保証業務を行う(株)プレサンスギャランティを設立。
2015年5月には不動産ソリューション・コンサルティング事業を行う(株)プレサンスリアルエステートを設立した。
リーマンショック(2008年9月~)の影響で不動産業界は大きな痛手を負ったが、同社は業績を維持し、分譲マンション準大手企業に成長した。
2007年に東証2部上場、2013年には東証1部上場を果たす。
2015年には「JPX日経インデックス400」の構成銘柄に、2016年には「JPX日経中小型株指数」の構成銘柄に選定されており、株式市場の評価も高い。
3. 事業構成
主力事業はワンルームマンション及びファミリーマンションの開発及び販売である。
創業からの中核事業である「ワンルームマンション販売」は、販売戸数1,651戸(2018年3月期第3四半期)、売上構成比は28.1%(同)である。
住戸専用面積で20~50平方メートル、都心の主要駅より徒歩5分圏内で利便性に富む立地に建設され、「プレサンス」ブランドで販売される。
ワンルームマンションは資産運用を目的に購入されるものであり、高給与所得者・富裕層だけでなく、安定した収入のある一般的な給与所得者などがターゲット顧客である。
「ファミリーマンション販売」は、販売戸数1,293戸(同)、売上構成比で44.7%(同)を占める。
住戸専用面積で50~100平方メートル、主要駅より徒歩10分圏内で環境性に富む立地に建設され、「プレサンス ロジェ」などのブランドで販売される。
販売は子会社の(株)プレサンス住販が担当する。
次に大きい商品セグメントである「一棟販売」は自社開発したワンルーム・マンションの卸売販売であり、売上構成比で16.9%(同)である。
「ホテル販売」は2018年3月期から新設されたセグメントであり、主にビジネスホテルを開発し販売する。
今期2棟のホテルを引き渡し売上戸数183戸(同)、売上構成比で2.7%(同)である。
「その他」には自社開発した物件の賃貸事業、建物管理、賃貸管理、保険代理等が含まれ、売上構成比で3.4%(同)である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
1. 会社概要
プレサンスコーポレーション (T:3254)は、ファミリーマンション及びワンルームマンションの企画・開発・分譲を手掛ける独立系デベロッパーである。
近畿圏及び中京・東海圏ではマンション供給数No.1であり、全国でも2位に入る。
都心主要駅から徒歩10分以内の利便性の良い立地に、自社で企画開発するプレサンスシリーズのマンションを展開。
士気の高い販売部隊が強みであり、完成在庫の売れ残りは極めて少ない。
1997年の設立以来、順調な成長を続けており、2007年に東証2部上場、リーマンショックにも大きな影響を受けずに2013年には東証1部上場を果たし、2015年に「JPX日経インデックス400」の構成銘柄に選定されている。
2. 沿革
同社の母体は、1997年10月に株式会社日経プレステージとして大阪で設立されたワンルームマンション販売会社である。
2002年4月に株式会社プレサンスコーポレーションに商号変更された。
1998年に建物管理業務及び保険代理業務、1999年にはファミリーマンション販売及び不動産賃貸管理業務に進出するなど、周辺業務を取り込みながら業容を拡大してきた。
2000年代に入ってからは自社開発物件を手掛け始め、中京・東海及び関東へ販売エリアを広げた。
2008年には中古物件売買・仲介業務を行う(株)プレサンスリアルタを設立、2014年には建設事業を行う(株)トライストを子会社化、家賃保証業務を行う(株)プレサンスギャランティを設立。
2015年5月には不動産ソリューション・コンサルティング事業を行う(株)プレサンスリアルエステートを設立した。
リーマンショック(2008年9月~)の影響で不動産業界は大きな痛手を負ったが、同社は業績を維持し、分譲マンション準大手企業に成長した。
2007年に東証2部上場、2013年には東証1部上場を果たす。
2015年には「JPX日経インデックス400」の構成銘柄に、2016年には「JPX日経中小型株指数」の構成銘柄に選定されており、株式市場の評価も高い。
3. 事業構成
主力事業はワンルームマンション及びファミリーマンションの開発及び販売である。
創業からの中核事業である「ワンルームマンション販売」は、販売戸数1,651戸(2018年3月期第3四半期)、売上構成比は28.1%(同)である。
住戸専用面積で20~50平方メートル、都心の主要駅より徒歩5分圏内で利便性に富む立地に建設され、「プレサンス」ブランドで販売される。
ワンルームマンションは資産運用を目的に購入されるものであり、高給与所得者・富裕層だけでなく、安定した収入のある一般的な給与所得者などがターゲット顧客である。
「ファミリーマンション販売」は、販売戸数1,293戸(同)、売上構成比で44.7%(同)を占める。
住戸専用面積で50~100平方メートル、主要駅より徒歩10分圏内で環境性に富む立地に建設され、「プレサンス ロジェ」などのブランドで販売される。
販売は子会社の(株)プレサンス住販が担当する。
次に大きい商品セグメントである「一棟販売」は自社開発したワンルーム・マンションの卸売販売であり、売上構成比で16.9%(同)である。
「ホテル販売」は2018年3月期から新設されたセグメントであり、主にビジネスホテルを開発し販売する。
今期2棟のホテルを引き渡し売上戸数183戸(同)、売上構成比で2.7%(同)である。
「その他」には自社開発した物件の賃貸事業、建物管理、賃貸管理、保険代理等が含まれ、売上構成比で3.4%(同)である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)