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ECB保有債で気候変動対応を、金利上昇必要=シュナーベル理事

発行済 2023-01-10 20:04
更新済 2023-01-10 23:09
© Reuters. 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は10日、ECBの保有債券で気候変動対応を強化すべきとの考えを示した。昨年8月撮影。(2023年 ロイター/Jim Urquhart)

[ストックホルム 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は10日、ECBの保有債券で気候変動対応を強化すべきとの考えを示した。

スウェーデン中央銀行が主催したイベントで「ECBが保有する社債について、フローよりもストックを重視したアプローチに切り替える必要がある」と指摘。「再投資がなければ、ポートフォリオを積極的に入れ替え、より環境に優しい発行体の債券を組み入れることを検討べきだ」と述べた。

同じイベントに参加したベルギー中銀のウンシュ総裁は、気候変動対応は政府の仕事とし、措置を講じないことへの修正をECBがするべきではないと反発。「グリーン移行へ資金供給支援で役割があるとされ、ECBの責務への誤解が深まっている」と述べた。

シュナーベル理事氏は、ECBバランスシートの半分を占める8兆ユーロの公共債の配分も検討する必要があると指摘。

© Reuters. 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は10日、ECBの保有債券で気候変動対応を強化すべきとの考えを示した。昨年8月撮影。(2023年 ロイター/Jim Urquhart)

国際機関が発行する債券の買い入れ増加と、保有する国債のグリーンボンドへの振り替えの2つの選択肢を挙げた。

しかし、急激な金利上昇で投資コストが上昇しグリーン移行を阻害するとの見方を否定。ECBが行動しなければ、後に一段と積極的な措置を講じざるを得ないとし、経済全体やグリーンセクター双方にとって多大なコストになる、との見方を示した。

「インフレ率を2%の中期目標に迅速に戻すには、金利は依然着実なペースで大幅上昇し、十分に制限的な水準に達する必要がある」とし、「高インフレを早急に阻止できなければ、グリーン移行を根本的に危うくする」と語った。

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