日経平均が終値ベースでの年初来高値更新といった目先的な達成感のほか、外国為替市場で円安が一服していることもあり、やや利食い優勢の展開が意識されそうである。
月末にはOPEC(石油輸出国機構)総会が控えており、神経質になりやすい。
また、イタリア政府は憲法改正の是非を問う国民投票を12月4日に実施する。
ブレグジットとドナルド・トランプ氏の次に来るのはイタリアとの見方もされている。
英国、米国に続く次の舞台としてイタリアの国民投票に注目が集まるなか、こちらも物色を手控える動きにつながる可能性がありそうだ。
物色は主力処の一服が想定されるなか、中小型株にシフトしやすい状況も。
米年末商戦を意識した消費関連やZMPの上場を控えて自動運転関連の一角、ロシア・プーチン大統領の訪日を控え、ロシア関連を探る動きも意識されそうだ。