新年度に入り、米国の製造業が急速に改善している兆候が見られる。
消費が堅調な拡大を継続していることに加えて、米国経済の3割を占める製造業の大幅な回復は米国の早期の利上げを後押しする可能性がある。
最新2月のフィラデルフィア連銀景況指数は43.3と、悪化予想に反して1月23.6から上昇。
1984年1月以降33年ぶりの高水準となった。
7か月連続で活動が拡大。
全回答企業のうち48%超が活動が活発となったと回答。
重要項目の新規受注は38.0と1月26.0から上昇した。
2月のニューヨーク連銀製造業指数も18.7と2014年9月以降3年ぶりの高水準を記録した。
■2月のフィラデルフィア連銀景況指数
新規受注:38.0(1月26.0)
仕入れ価格:29.9(1月32.5)
販売価格:10.6(1月26.8)
出荷:28.6(1月20.5)
受注残:10.7(1月10.7)
入荷遅滞:4.1(1月5.4)
在庫水準:−4.7(1月12.2)
雇用:11.1(1月12.8)
週平均就業時間:13.6(1月6.8)
6か月予想
景況指数:53.5(1月56.6)
新規受注:51.5(1月54.5)
仕入れ価格:51.1(1月49.0)
販売価格:23.5(1月27.5)
雇用:28.5(1月38.6)
週平均就業時間19.9(1月22.5)
■2月のニューヨーク連銀景況指数
新規受注:13.5(1月3.1)
仕入れ価格:37.8(1月36.1)
販売価格:19.4(1月17.6)
出荷:18.2(1月7.3)
受注残:8.2(1月-1.7)
入荷遅滞:7.1(1月-2.5)
在庫水準:3.1(1月2.5)
雇用:2.0(1月-1.7)
週平均就業時間:4.1(1月-4.2)
6か月予想
景況指数:41.7(1月49.7)
新規受注:43.8(1月39.8)
仕入れ価格:38.8(1月50.4)
販売価格:25.5(1月27.7)
雇用:28.6(1月27.7)
週平均就業時間19.4(1月19.3)