■中期経営計画『Dash 1000』とその進捗
1. 『Dash 1000』の概要
イーレックス (T:9517)は2017年3月期−2019年3月期の新3ヶ年中期経営計画『Dash 1000』を策定し、現在取り組んでいる。
タイトルが示すように、4~5年後に売上高1,000億円を実現するための準備を着実に進める3年間という位置付けだ。
新中期経営計画『Dash 1000』の業績計画は前中期経営計画から大きく引き上げられ、最終年度の2019年3月期には、売上高67,339百万円、営業利益7,354百万円、営業利益率10.9%が計画されている。
また、収益目標として営業利益率10%、財務目標としてはROE(自己資本利益率)20%、配当目標として配当性向20%が、それぞれ掲げられている。
同社が目指すのは、すべてのバリューチェーンでの競争力強化だ。
すなわち、川上の燃料調達を含む発電事業、川中のトレーディング事業、及び川下の小売事業の3つの領域のすべてで十分な競争力を確保することが、今中期経営計画の目標となっている。
弊社では、今中期経営計画の骨格は、自社電源開発と販路ネットワークの確立の2点にあると考えている。
川中のトレーディング事業は、現在進みつつあるJEPX改革と歩調を合わせながら発展・強化させていくことになると考えており、そのタイミングは次期中期経営計画期間になるとみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
1. 『Dash 1000』の概要
イーレックス (T:9517)は2017年3月期−2019年3月期の新3ヶ年中期経営計画『Dash 1000』を策定し、現在取り組んでいる。
タイトルが示すように、4~5年後に売上高1,000億円を実現するための準備を着実に進める3年間という位置付けだ。
新中期経営計画『Dash 1000』の業績計画は前中期経営計画から大きく引き上げられ、最終年度の2019年3月期には、売上高67,339百万円、営業利益7,354百万円、営業利益率10.9%が計画されている。
また、収益目標として営業利益率10%、財務目標としてはROE(自己資本利益率)20%、配当目標として配当性向20%が、それぞれ掲げられている。
同社が目指すのは、すべてのバリューチェーンでの競争力強化だ。
すなわち、川上の燃料調達を含む発電事業、川中のトレーディング事業、及び川下の小売事業の3つの領域のすべてで十分な競争力を確保することが、今中期経営計画の目標となっている。
弊社では、今中期経営計画の骨格は、自社電源開発と販路ネットワークの確立の2点にあると考えている。
川中のトレーディング事業は、現在進みつつあるJEPX改革と歩調を合わせながら発展・強化させていくことになると考えており、そのタイミングは次期中期経営計画期間になるとみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)