日経平均は小幅に続伸。
29.18円高の19929.27円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えている。
10日の米国市場は、トランプ大統領がFBI長官を解任したことで、政権運営への不透明感が強まり売りが先行。
原油相場の上昇に伴い株式相場も緩やかに上昇したものの、上値の重い展開となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の19950円。
円相場は1ドル114円30銭辺りと円安に振れて推移するなか、買い先行で始まった。
また、決算発表が本格化する中、指数インパクトの大きいソフトバンクG (T:9984)が決算評価から上昇しており、日経平均をけん引している。
ただし、決算発表が本格化する中で積極的には動きづらいほか、日経平均の2万円目前での戻り売り圧力等も意識されており、日経平均は40円程度の狭いレンジ取引が続いている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、過半数を占めている。
セクターでは鉱業、精密機器、ゴム製品、空運、情報通信、非鉄金属、食料品が上昇。
半面、鉄鋼、不動産、金属製品、パルプ紙、繊維、機械が冴えない。
日経平均は年初来高値を更新し、その後は引き続きこう着感の強い相場展開となっている。
決算の影響が大きく、日経平均はプラスだが、TOPIXはマイナスとなった。
これにより後場は日銀によるETF買入れへの思惑が高まりやすく、より下値の堅さが意識されそうである。
また、トヨタ自 (T:7203)は一時6000円を下回る場面もみられたが、その後は6000円処での下げ渋りに。
底堅さが意識されてくるようだと、アク抜けにもつながる可能性がありそうだ。
もっとも、決算ピークが通過するまでは積極的な上値追いには向かいづらく、決算を手掛かりとした個別対応になりそうだ。
また、好決算ながらも、これまで強い値動きが続いていた銘柄等は、利益確定のタイミングとして意識されやすい。
過熱感が警戒されるなかであり、利食い局面での押し目拾いが有効だろう。
(村瀬智一)
29.18円高の19929.27円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えている。
10日の米国市場は、トランプ大統領がFBI長官を解任したことで、政権運営への不透明感が強まり売りが先行。
原油相場の上昇に伴い株式相場も緩やかに上昇したものの、上値の重い展開となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の19950円。
円相場は1ドル114円30銭辺りと円安に振れて推移するなか、買い先行で始まった。
また、決算発表が本格化する中、指数インパクトの大きいソフトバンクG (T:9984)が決算評価から上昇しており、日経平均をけん引している。
ただし、決算発表が本格化する中で積極的には動きづらいほか、日経平均の2万円目前での戻り売り圧力等も意識されており、日経平均は40円程度の狭いレンジ取引が続いている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、過半数を占めている。
セクターでは鉱業、精密機器、ゴム製品、空運、情報通信、非鉄金属、食料品が上昇。
半面、鉄鋼、不動産、金属製品、パルプ紙、繊維、機械が冴えない。
日経平均は年初来高値を更新し、その後は引き続きこう着感の強い相場展開となっている。
決算の影響が大きく、日経平均はプラスだが、TOPIXはマイナスとなった。
これにより後場は日銀によるETF買入れへの思惑が高まりやすく、より下値の堅さが意識されそうである。
また、トヨタ自 (T:7203)は一時6000円を下回る場面もみられたが、その後は6000円処での下げ渋りに。
底堅さが意識されてくるようだと、アク抜けにもつながる可能性がありそうだ。
もっとも、決算ピークが通過するまでは積極的な上値追いには向かいづらく、決算を手掛かりとした個別対応になりそうだ。
また、好決算ながらも、これまで強い値動きが続いていた銘柄等は、利益確定のタイミングとして意識されやすい。
過熱感が警戒されるなかであり、利食い局面での押し目拾いが有効だろう。
(村瀬智一)