スルガ銀 (T:8358):620円(-150円)
ストップ安。
シェアハウス投資に絡む不正融資を巡り、同行の第三者委員会が実施した調査の概要が分かったと一部メディアが報じており、これが嫌気されている。
同報道によると「審査資料の改ざんなど不適切な行為に基づく融資が1兆円規模にのぼる」もよう。
なお、足元ではJPモルガン証券が目標株価を950円から630円に引き下げている(「Underweight」継続)。
インフォコム (T:4348):3345円(+135円)
大幅に3日ぶり反発。
東証本則市場への変更申請を行ったと発表している。
一層の社会的信用や知名度の向上を図り、企業価値の向上を実現することが目的。
7月30日に18年度中を目標に変更申請を行うと明らかにしていた。
市場変更で株式需要の拡大が期待できるとして買いが入っているほか、目標に対して比較的早期に変更申請ができたことも好感されているようだ。
日農薬 (T:4997):767円( - )
ストップ高買い気配。
ADEKA (T:4401)が同社株のTOB(株式公開買い付け)を実施、加えて第三者割当増資により連結子会社化すると発表している(同社株の上場は維持される見込み)。
買付予定数(上限)は1205万6049株、買付価格は1株当たり900円で、本日は同価格にサヤ寄せする動きとなっている。
買い付け期間は8月22日から9月19日。
また、ADEKAを引受先とする2089万5600株の第三者割当増資も実施(1株670円)する。
KDDI (T:9433):2907.5円(-46円)
大幅続落。
ソフトバンクG (T:9984)、NTTドコモ (T:9437)など携帯大手は揃って下落している。
菅官房長官は21日札幌市内で講演し、日本の携帯電話利用料について「今よりも4割程度下げる余地がある」と述べた。
21日の後場には、これを嫌気する格好で急落しKDDIが5.2%安、NTTドコモが4.0%安、ソフトバンクGが1.6%安の展開となった。
23日から総務省審議会が議論に入ると伝わっており、本日も引き続き警戒感が優勢となっているようだ。
インフォクリエ (T:4769):1520円(+180円)
大幅高。
9月30日(実質的には9月28日)を基準日に1株を2株に分割すると発表している。
投資単位当たりの金額引き下げ及び株式の流動性向上により、投資しやすい環境を整えて投資家層の拡大を図ることが目的。
分割を受けて投資資金が流入しているほか、10日に発表した18年9月期第3四半期累計(17年10月-18年6月)の営業利益が前年同期比78.4%増の4.07億円と好調なことも買い安心感につながっているようだ。
アンジェス (T:4563):440円(+80円)
大幅に6日ぶり反発。
17年9月13日に発行した第31回新株予約権(第三者割当)について、21日に全ての権利行使が完了したと発表している。
新株予約権は12万個で、行使された株数は1200万株だった。
行使完了を受けて株式価値の希薄化懸念が解消されたことから、投資家の間に買い安心感が広がっている。
前日までの値下がりも値頃感を感じさせる要因になっているようだ。
マネックスG (T:8698):539円(+20円)
大幅高。
500万株(20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。
発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合は1.86%で、取得期間は2018年8月22日から8月31日までとなっている。
株主還元は、配当の支払いもしくは経営判断に基づき機動的な自己株取得により実施することと基本方針で定めており、当該方針に則り自己株式の取得を行う(複数年度にまたがる総還元性向は75%を目途として示している)。
いすゞ自 (T:7202):1655.5円(+58.5円)
続伸。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資判断を「Neutral」から「Overweight」、目標株価も1680円から1900円に引き上げ。
営業利益予想は、数量前提の引き上げ、為替前提の変更で、今期は1900億円(前回1790億円)、来期は2060億円(同1840億円)に増額。
18年のタイ自動車販売は5年ぶりの100万台超えを予想、商用車市場も底入れしたとみられ来期にかけて一層の拡大を見込む。
トルコリラやバーツ安は懸念材料だが、タイは経常黒字であり、通貨安耐性は高いと見ているようだ。
リボミック (T:4591):480円(+68円)
大幅に反発。
藤本製薬(大阪府松原市)と共同で米特許庁に出願していた抗NGF(神経成長因子)アプタマーに関する物質特許について、特許査定を得たと代理人から通知からあったと発表している。
NGFの作用を阻害するアプタマーをカバーする物質特許で、日欧で権利化されている。
米国での特許査定に伴い、疼痛治療薬として開発中のRBM004が知的財産権面でさらに強固に保護されることになるという。
物語コーポ (T:3097):9630円(+510円)
大幅続伸。
東海東京証券は、投資判断を「Neutral」から「Outperform」、目標株価も10320円から11300円に引き上げ。
新規出店数予想を50店舗から60店舗へ、焼肉部門の既存店売上高を前年比100%から会社計画の101.9%に見直し、前回業績予想を上方修正。
今期は積極的な新規出店に加え、既存店の店舗改装効果、新メニューなどの開発投入による売上増加が見込まれると指摘。
また、中国における「蟹の岡田屋総本店」の出店や新規事業の「薪火焼肉源の屋総本店」の展開による伸びも見込んでいるようだ。