水曜日のアジア株式市場は、中国のPMIが失望を招く内容だったにもかかわらず、ほとんどの市場で上昇している。
製造業PMIは9月の50.8から50.2に低下した。予想は50.6だった。{Ecl-831 ||非製造業PMI}は53.9となり、9月の54.9から低下した。予想は54.6だった。
9月24日に米国と中国はお互いの商品に追加で関税を課した。トランプ米大統領は今週、12月までに中国にさらなる関税を課すと脅した。
CaixinとIHS Markitによる中小企業に焦点を当てた製造業部門購買担当者指数は木曜日に発表される。
低調な結果にもかかわらず、 上海総合指数と 深セン総合指数は、午後3時19分時点でそれぞれ1.17%と1.38%の上昇。香港の ハンセン指数は0.84%値を上げた。
経済産業省が予想を下回る鉱工業生産を発表したが、日本の日経平均は2.0%以上上昇した。
日本銀行は金融政策決定会合を開き、政策金利を維持した。インフレ予測をやや下げ、金融脆弱性を警告した。日本銀行は、「低金利による金融機関の収益に対する長期的な圧力が、金融システムを不安定にする可能性がある」と、展望レポートで明記。「これらのリスクは現時点では重要ではないと判断されているが、今後の展開には細心の注意を払う必要がある」とした。
その他の地域では、韓国のコスピは0.74%上昇した。サムスン(KS: 005930)は、予想通り、営業利益は前年同期比21%増の17.6兆ウォンとなった。
オーストラリアの ASX 200も0.43%上昇した。オーストラリア統計局は、2018年第3四半期のオーストラリアの消費者物価は、前四半期比で0.4%上昇したと発表した。オーストラリアドルは、インフレ率が予想の0.5を下回り、ドルに対して0.3%下落した。
ロシアとサウジアラビアは、イランに対する制裁が発効する数日前に原油生産量を引き上げると約束したにもかかわらず、原油WTI先物はアジア市場で上昇した。
12月限金先物は0.5%安の1,218.70だった。