Investing.com - 月曜日朝の取引で、アジア株はまちまちな値動きであった。先週の原油価格が1年間で最低水準であり、エネルギー株は下落していた。
サントス(AX:STO)は3.5%の下落、中国石油天然気 (HK:0857) は1.3%の下落、ウッドサイドペトロリアム(AX:WPL)は2.2%の下落であった。原油価格は7週続落し、原油先物は供給過多の懸念を受けて弱気市場に入っている。
オーストラリアのASX 200は、日本時間の11時50分までに0.7%下落した。
大手鉱山会社は、金属の最大消費者である中国からの需要減少を懸念して下落した。
リオ・ティント(LON:RIO)は3%の下落、フォーテスキュー・メタルズ・グループ(AX:FMG)は1.5%の下落、BHPビリトン(AX:BHP)は3%の下落であった。
CRUのアナリスト、ピーター・ポン氏は「中国の投資家がニッケル価格を引き下げているようだ。彼らは来年のインドネシアのニッケル生産が過剰になり、ステンレス需要の悪化を予想している」と述べた。さらに、中国の投資家はニッケル価格が8000ドルにまで低下することを予想していると付け加えた。
中国の上海総合指数と深セン成分指数は、それぞれ0.1%および0.4%下落した。また、今週の注目すべき出来事は、G20に合わせて行われるドナルド・トランプ米大統領と習近平国家主席の会談だ。
香港のハンセン指数は1.4%上昇した。
日本の日経 225は0.4%上昇し、韓国のKOSPIは0.9%上昇した。
他方、EUの欧州委員長はテレサ・メイ英首相の英国欧州離脱協定案を正式決定し、英国の政治家にブレグジットは英国にとって最善の選択であることを告げた。
メイ氏はブレグジットを前進させるために議会の承認が必要であり、もし出来なければ英国は協定を結べないままEUを離脱することになる。
今週火曜日に米国連邦準備理事会(FRB)のリチャード・クリラダ副議長はニューヨークで講演し、水曜日にFRBのジェローム・パウエル議長はニューヨーク経済クラブで講演する。