金曜日午前のシドニー株式市場は、金融株を中心に大きく下落した。また、中国の購買担当者景気指数(PMI)を予想を下回ったにも関わらず、中国・香港株式市場は午前中に上昇していた。
中国・香港株式市場では、前場で上昇がみられた。金曜日午前に発表された11月PMIが50(景気の中立水準)となり、ロイター通信が行ったアナリスト予想50.2 (10月同水準)を下回ることとなったが、市場では反応を見せなかった。
金曜日終わりにアルゼンチンで行われるG20首脳会議では、トランプ米大統領と習近平国家主席の会談が予定されており、米中間の貿易摩擦が緩和する可能性が注目されている。トランプ政権は、合意は可能としているが、追加関税の可能性も示唆している。
香港の ハンセン株価指数は、日本時間午後14時30分において0.18%上昇している。また、上海総合指数 は0.44%上昇。テクノロジー企業が多く上場している 深セン成分指数は0.77%の上昇だった。
11月のハンセン指数は、6.7%上昇し6年間で最大の上げ幅を記録した月だった。
オーストラリアのS&P/ASX 200は1.25%の下落となり5686となり、3週連続の下落となっている。このインデックスは10月の6.1%の下落に続き、月次で2%の下落している。
中でも金融株の下落が、インデックスの下落を招いていた。これは金融業界の不正発覚を受けた規制強化を見越して売りに出されていた。