木曜日午前の取引でアジア株は下落している。中国の大手テック企業であるファーウェイ・テクノロジーズのCFOが逮捕されたことを受け、香港株は他のアジア株式市場に比べ下落している。
水曜日にカナダ司法省によると、米国のイラン経済制裁における違反を理由に、Meng WanzhouファーウェイCFOはバンクーバーにて逮捕されたとのこと。複数のメディアは、米国政府が身柄の引き渡しを求めていることを報じた。
在カナダ中国大使館は、カナダと米国はMeng氏を不当に逮捕しており、即座に身柄の開放を望んでいると批判した。
在カナダ中国大使館は「米国の要請によりカナダ当局は、いかなる米国法にもカナダ法にも違反していない中国国民を逮捕した」と声明を出した。
「中国は米国とカナダに対し、直ちに過ちを修正し、Wanzhou氏を開放することを厳粛に要求している」
今週初めに米国と中国が10%から25%の追加関税を中止することで合意に至り、融和ムードになった後で、このニュースは報じられた。
水曜日に中国商務省は初めて公式に声明を発表し、米国との通商会談は「とても成功した」と述べた。しかし、会談の詳細は述べられていない。
中国政府は既に合意した問題に関しては迅速に実行していくと同省は付け加えた。両国とも、「明確なタイムテーブルとロードマップに従って、90日間で積極的に交渉を進めていく」と述べている。
その後、ブルームバーグは、中国当局が米国産大豆と液化天然ガスの輸入を再開したことを報じた。
日本時間午後0時30分時点で、香港のハンセン指数は2.9%安の26061で取引されている。中国の 上海総合指数と深セン成分指数はそれぞれ1.3%、1.6%下落した。
オーストラリアの貿易黒字は予想されていた32億豪ドルに対し、23億豪ドルであった。それに伴って、オーストラリアのASX 200は0.7%安であった。