アップルが第1四半期の売上予想を下方修正したというニュースを受けて、木曜日のアジア株式市場は午前中に下落した。
アップル(NASDAQ: AAPL)は、12月29日に終了した第1四半期の売上高をアナリスト予想の915億ドルを下回る840億ドルに引き下げた。同社は当初、890億ドルから930億ドルの売上を見込んでいた。「より大きな問題は、(中国)経済の減速、そして経済をさらに圧迫している貿易摩擦です」と、CEOのティム・クック氏は述べた。
そのニュースによって時間外取引でアップル株は下落し、同社のアジアにあるサプライヤーも株価が急落した。 フォックスコン(TW: 2317)は2%以上下落し、TSMC(TW: 2330)は2.5%安、 エルジー・イノテック(カンザス州: 011070)は、4.4%安となった。
上海総合株価指数は2,465.4のままで変わらず、一方深圳総合株価指数は0.3%下落した。
オーストラリアの ASX 200は、サウジアラビアが石油輸出量を減らしたという報道により石油関連会社が上昇したため1.4%高となった。
このニュースは原油価格を押し上げ、エネルギー銘柄の株価を支えることになった。
その他では、韓国の KOSPIが0.4%安。米国のトランプ大統領は、北朝鮮のキム・ジョンウン委員長から「すばらしい手紙」を受け取ったことを明かし、再び会うことを希望した。「我々はとてもよい関係を本当に築けている」とトランプ大統領は述べた。
キム委員長は水曜日に米国が経済制裁を緩和しなければ、核協議で「新たな道を開くことになる」と警告していた。
「私は将来いつでも米国大統領と会いたいと思っており、国際社会に歓迎される成果を生み出すよう努力するつもりです。しかし、米国が約束を守らず、国民の忍耐を誤解し、一方的に制裁の継続と我が国への圧力をかけるならば、私たちは国の独立、利益および平和を守るための新たな道を模索するしかありません」とキム委員長は語った。