今週ワシントンで行われる貿易協議への期待感から、18日のアジア株式市場は上昇。
日本時間11時30分時点で、上海総合指数、深セン総合指数はそれぞれ1.8%高、2.5%高となっており、香港のハンセン指数は1.6%高となっている。
日経平均株価は1.8%高で、指数寄与度の大きいファーストリテイリング(T:9983) は約4%高となっている。韓国のKOSPIは0.5%高となっている。
オーストラリアのASX 200は0.3%高となっている。原油企業がアウトパフォームしており、サントス(AX:STO)が1.5%高、ウッドサイド・ペトロリアム(AX:WPL)とビーチ・エナジー(AX:BPT)は2%高となっている。
今週ワシントンで米中貿易協議が行われるとの報道は、アジア株式市場にとって好材料として考えられている。中国への追加関税が課される3月1日の交渉期限までの合意を両国は目指している。
今週、ロバート・ライトハイザー米通商代表と中国の劉鶴副総理は、ワシントンでの貿易協議を行う。
先週の北京での貿易協議は終了し、両者は週末に渡って進捗具合を報告した。
ドナルド・トランプ米大統領は、貿易協議は「とても複雑」であるが、「とてもうまくいっており」、米国と中国は以前にも増して「合意へと近づいている」と記者会見で述べた。
17日、トランプ大統領は「様々な面でとても大きな進歩が見られる」とツイッターで述べた。
トランプ大統領は、米中両国が合意に達した場合、関税を撤廃すると付け加えた。
中国の新華社通信によると、習近平国家主席は「更なる一歩で重要な進歩を達成した」と述べ、明るい見通しを示した。
18日の米国市場はジョージ・ワシントンの誕生日により休場。