9日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり18銘柄、値下がり205銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は大幅に4日続落。
268.46円安の21334.13円(出来高概算8億6219万株)で前場の取引を終えた。
前日の米国株式市場では、中国側は米国が関税を引き上げた場合、必要な対抗処置を取ると表明するなど、本日から始まる米中高官協議の行方を見極めたいとの思惑から、寄付き後から揉み合う展開となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の21525円になり、本日の東京市場は朝方は売り先行でのスタートを切った。
前場中ごろから開始された中国市場では、4月生産者物価指数が市場予想を上回ったものの、トランプ米大統領による「中国はディールを破った」との発言の伝わりを受け、米中高官協議への警戒感から上海総合指数は下げ幅を拡大。
これを受け、東京市場における株価指数先物に対しても、海外短期筋による断続的な売りが観測されている。
値下がり寄与トップはファナック (T:6954)、同2位は第一三共 (T:4568)になり、2銘柄で約34円分押し下げたほか、ダイキン (T:6367)、ユニファミマ (T:8028)、ホンダ (T:7267)、信越化学 (T:4063)などがそれに続いた。
なお、値上がり寄与銘柄には、ファーストリテ (T:9983)のほか、富士フイルム (T:4901)、KDDI (T:9433)、武田 (T:4502)、ヤマハ発 (T:7272)などが並んだ。
富士フイルムは、前日に19年3月期の決算を発表しており、営業利益は2098億円で前期比70.1%増益となり、市場予想を上回ったことから、11年ぶりの過去最高益を更新。
想定以上に好調な決算をポジティブに捉える動きが優勢となったようだ。
*11:30現在日経平均株価 21334.13(-268.46)値上がり銘柄数 18(寄与度+20.90)値下がり銘柄数 205(寄与度-289.36)変わらず銘柄数 2○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9983) ファーストリテ 64440 290 +10.65 (T:4901) 富士フイルム 5132 81 +2.97 (T:9433) KDDI 2552.5 13 +2.86 (T:4502) 武田 4143 24 +0.88 (T:7272) ヤマハ発 1970 20 +0.73 (T:8802) 菱地所 1871 17.5 +0.64 (T:6302) 住友重 3685 70 +0.51 (T:4689) ヤフー 335 26 +0.38 (T:8804) 東建物 1188 17 +0.31 (T:5333) ガイシ 1586 8 +0.29 (T:7735) スクリン 4915 25 +0.18 (T:4043) トクヤマ 2584 20 +0.15 (T:8628) 松井証 1014 3 +0.11 (T:8630) SOMPOHD 4201 11 +0.10 (T:6752) パナソニック 982.1 1.6 +0.06 (T:3289) 東急不HD 599 1 +0.04 (T:6503) 三菱電 1496 0.5 +0.02 (T:3436) SUMCO 1333 3 +0.01○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:6954) ファナック 19010 -645 -23.68 (T:4568) 第一三共 5465 -288 -10.57 (T:6367) ダイキン 13125 -275 -10.10 (T:8028) ユニファミマ 2734 -68 -9.99 (T:7267) ホンダ 2862 -127.5 -9.36 (T:4063) 信越化 9524 -233 -8.55 (T:4543) テルモ 3261 -46 -6.76 (T:7203) トヨタ 6576 -183 -6.72 (T:2801) キッコーマン 4865 -145 -5.32 (T:6098) リクルートHD 3281 -46 -5.07 (T:6988) 日東電 5225 -124 -4.55 (T:4507) 塩野義 6430 -120 -4.41 (T:4021) 日産化学 4650 -110 -4.04 (T:7951) ヤマハ 5390 -110 -4.04 (T:9613) NTTデータ 1241 -20 -3.67 (T:5332) TOTO 3995 -200 -3.67 (T:4519) 中外薬 7060 -100 -3.67 (T:9766) コナミHD 4835 -95 -3.49 (T:6506) 安川電 3710 -95 -3.49 (T:6301) コマツ 2397.5 -92.5 -3.40