3日、アジア株は下落した。ナバロ米大統領補佐官が米中の合意には時間を要すると発言したことを受け、米中貿易への懸念が増大したことが影響したと考えられる。
3日、上海総合指数は0.94%安、深セン成分指数は1.32%安、また香港ハンセンは0.07%安となった。
ナバロ氏は交渉が始まった当時、「我々は7つの項目について、150ページ以上に及ぶ契約を結んでいた」と述べ、また「適切な合意に至るには時間を要する」としている。
先週末のG20では、ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が貿易協議を再開し、互いの輸入品に対する追加関税を延期することで合意していた。
トランプ氏はファーウェイの締め出しを緩和することを誓い、米企業が同社に製品を販売することを許可した。しかしロイター通信は、米商務省の執行部はファーウェイに対するブラックリスト扱いを継続するよう指示されたと報じている。
報道によれば、業界関係者及び政府関係者はトランプ氏のコメントに混乱し、ファーウェイに対する扱いを決めかねているという。
一方で、本日発表された中国の6月のCaixin(財新)サービス業購買担当者景気指数は、前月の52.7から52.0に低下した。
日経平均株価は円高が進む中、0.53%の下落となった。
また、 韓国総合株価指数は1.23%安となった。またサムスン電子(KS:005930)は、折り畳み式スマホのGalaxy Holdを発売する準備が整ったと発表した。
一方で、オーストラリアのASXは0.49%高となった。