5日のアジア市場はまちまちとなった。午後9時30分に6月米雇用統計の発表を控え様子見ムードが高まっている。
上海総合株式指数は0.19%高、深セン総合指数は0.80%高で終値を迎えた。
香港ハンセン指数、日経平均株価の終値はそれぞれ0.09%安、0.20%高で小動きとなった。
5日午前8時30分に総務省が発表した5月日本家計調査・消費支出は10連休を挟んだこともあり前年比4.0%増となった。
これは2015年5月以来となる増加幅で、1.4%増とされていた市場予想を上回った。
KOSPIは0.09%の小幅高で終値を迎えた。サムスン電子(KS:005930)が1%以上の安値を付けたことが重しとなっている。
安値の背景には同社が4-6月期営業利益について前年同時期比56%減の約56億ドルになると発表したことがある。
豪ASX 200は0.50%の小幅高で引けた。
本日午後9時30分に発表される6月米非農業部門雇用者数に注目が集まる。
先立って3日に発表された6月米ADP非農業部門雇用者数は10万2000人の増加となった。
6月米雇用統計が予想を下回る軟調な結果となれば、7月30-31日に開催されるFOMCでの利下げ観測が高まることになる。
なお4日の米国市場は独立記念日のため休場。