月曜日の米国株式市場はまちまちの結果となり、ダウ平均株価は上昇したが、S&P500とナスダック総合指数は下落した。月曜の経済指標には重要なものがなく、水曜日のFOMCの結果待ちで様子見姿勢が強まり始めている。個別株ではインテル (NASDAQ:INTC)やウォルト・ディズニー (NYSE:DIS)が上昇し、ファイザー (NYSE:PFE)は下落した。アマゾン・ドット・コム (NASDAQ:AMZN)、アルファベット (NASDAQ:GOOG)、フェイスブック (NASDAQ:FB)などが下落し、ナスダック総合指数を押し下げた。アップル (NASDAQ:AAPL)は火曜日に決算発表を控えているが、0.9%上昇した。
米10年債利回りは2.065%、ドル/円は108.78円となっている。上海総合指数は0.78%高、ドル/人民元は0.08%安だ。
日経平均株価は上昇して2万1746円となっている。昨日は内閣府が19年度の経済成長見通しを0.9%に下方修正し、今朝発表の鉱工業生産は-3.6%と予想を下回って低下した。日本経済の現状は厳しいが、先述の20年度の見通しは1.2%としており、来年は成長が回復すると想定されている。
本日まで開かれていた日銀金融政策決定会合は終了し、予想通り政策金利は据え置きとなった。フォワードガイダンスにおける極めて低い長短金利の維持に関しても20年度春頃から変更はなかった。この現状維持の発表で午後0時9分時点で日経平均は2万1696円まで下落している。
午後3時30分には黒田総裁記者会見もあり、FOMCも控えているため、後場は様子見姿勢が強まるだろう。