30日午前の取引で、主要中央銀行による政策金利発表を控え、アジア株は上昇した。
午前11時30分時点で、上海総合指数 と深セン総合指数はそれぞれ0.7%高、1.1%高となっている。
ハンセン指数は0.4%高となった。中国政府が香港の林鄭月娥行政長官を支援するとの声明を繰り返し発表し、6月から続く同氏政策への大規模デモによる政治的混乱は続いている。
CNBCの取材に対し、DBSのピユシュ・グプタCEOは「デモは“大きな資金の移動”をまだ生み出してはいない」と述べた。
同氏は、「現時点で、香港からシンガポールへ資金の移動は発生していない。私の経験によれば、政権の大きな変動がなければそのような大きな資金の移動は発生せず、またそのような変動が香港で発生するとも思えない」と加えた。
6月の鉱工業生産が予想の2.0%減を上回る減少幅の3.6%減となったものの、日経平均株価は0.6%高となった。
日銀による政策金利も30日に発表されるが、金利の変更は予想されていない。
韓国総合株価指数は0.6%高となった。
オーストラリアのS&P/ASX 200は0.3%高となった。
今週は31日のFRBによる政策金利発表に注目が集まっており、25bpの利下げが広く期待されている。実行されれば、10年振りの利下げとなる。