[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米国株式市場はほぼ横ばい。ダウ平均株価 (DJI)は14ドル高で引けた。経済指標が強弱まちまちとなる中、慎重な取引に終始した。アップル (O:AAPL)はしっかりとなった。IHSマークイットがこの日発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は前月から上昇し、市場予想を上回った。
一方、非製造業PMIは市場予想を下回り、内訳では雇用が2010年2月以来の50割れとなった。[nL3N26E2ZQ]
ユーロ圏のPMI統計では、ドイツ製造業の悪化加速が明らかになった。[nL3N26E1KJ][nL3N26E1KJ]
プルデンシャル・フィナンシャルのチーフマーケットストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「市場では、向こう12カ月にリセッション(景気後退)入りするかどうかに関心が集まっており、経済指標の重要性が高まっている。この問題が足元の懸念材料の1つだ」と話した。
次官級通商協議で前週訪米した中国の代表団がモンタナ州の農家視察を急きょ中止したことを受け、協議進展への慎重な見方も出ている。[nL3N26D02H]
個別銘柄ではアップルが0.5%高。米通商代表部(USTR)は同社が関税免除を申請した15製品中10製品について免除を認めた。アップルに部品を供給するマイクロン・テクノロジー (O:MU)は約0.9%高となった。
アメリカン・エキスプレス(アメックス) (N:AXP)は1.2%高。最大1億2000万株の自社株買いと増配を承認したことを好感した。
一方、ボーイング (N:BA)は0.6%下落。ブラジルの小型機メーカー、エンブラエル (SA:EMBR3)の商用機部門の大半を買収する計画について、欧州連合(EU)の競争規制当局が最長5カ月の調査を行う方針との報道が嫌気された。[nL3N26E314]
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.22対1の比率で上回った。ナスダックは1.21対1で値下がり銘柄数が多かった。米取引所の合算出来高は59億株。直近20営業日の平均は71億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 26949.99 +14.92 +0.06 26851.4 27011.0 26831.3 (DJI)
5 7 4
前営業日終値 26935.07
ナスダック総合 8112.46 -5.21 -0.06 8106.49 8135.81 8085.34 (IXIC)
前営業日終値 8117.67
S&P総合500種 2991.78 -0.29 -0.01 2983.50 2999.15 2982.23 (SPX)
前営業日終値 2992.07
ダウ輸送株20種 10382.66 -71.70 -0.69 (DJT)
ダウ公共株15種 864.33 +1.43 +0.17 (DJU)
フィラデルフィア半導体 1578.09 +15.09 +0.97 (SOX)
VIX指数 14.92 -0.40 -2.61 (VIX)
S&P一般消費財 950.35 +2.19 +0.23 (SPLRCD)
S&P素材 365.23 -0.89 -0.24 (SPLRCM)
S&P工業 655.24 -1.15 -0.17 (SPLRCI)
S&P主要消費財 621.15 +2.25 +0.36 (SPLRCS)
S&P金融 467.76 +0.80 +0.17 (SPSY)
S&P不動産 243.39 +0.57 +0.23 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 452.76 +0.51 +0.11 (SPNY)
S&Pヘルスケア 1059.70 -6.50 -0.61 (SPXHC)
S&P通信サービス 169.98 -0.68 -0.40 (SPLRCL)
S&P情報技術 1413.57 +3.23 +0.23 (SPLRCT)
S&P公益事業 324.50 +0.42 +0.13 (SPLRCU)
NYSE出来高 8.52億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 21810 - 100 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 21785 - 125 大阪比 <0#NIY:>