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今週後半の米中貿易協議を前に日経平均は下落も後場は反転か。ドル/円は106.80円。

発行済 2019-10-07 12:37
更新済 2019-10-07 12:44
© Reuters.  今週後半の米中貿易協議を前に日経平均は下落も後場は反転か。ドル/円は106.80円。

金曜日の米国市場は主要3指数揃って上昇した。注目の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下ぶれたものの失業率が3.5%と改善したことが好感された。平均時給は前年比で2.9%と予想を下回っている。

10年債利回りは1.522%まで低下しているものの下げ渋っている。ドル/円は106.80円。

アジア株式市場は中国市場が休場。午後0時8分時点で韓国総合株価指数は0.02%安、ドル/オフショア人民元は0.33%高、ドル/ウォンは0.48%高となっている。

日経平均株価は2万1352円と下落している。中国株式市場が休場ということもあり、前場は上値追いの動きは見られなかった。米中閣僚級協議が今週後半に予定されていることもあり、様子見姿勢が強まっていることも一因だろう。

ブルームバーグが報じた内容によると、中国当局者は米国が求める広範な内容の合意に後ろ向きとされている。中国の産業政策や政府補助金の改革を盛り込まないようにする意向のようだ。ただし、米国経済指標に弱さが見られる中、何らかの合意があるとの期待は根強く、協議が終わるまでは大きく売られることは想定しにくいだろう。後場は様子見姿勢の中、2万1300円台で下げ止まりを確認できれば、上昇に転ずる可能性が高いのではないか。

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