米中両国は第1フェーズの交渉は続けようとしているが、米国が求める構造的改革を伴う完全合意に関して中国が同意することは困難であり、中国はトランプ大統領の衝動的な性格や合意してもそれを覆さないかを懸念しているとブルームバーグが報じた。これを受けて昨日の米国株式市場は大きく下落し、本日の日経平均株価の下落の要因ともなった。
午後3時2分時点で上海総合指数は0.99%高、香港ハンセン指数は0.69%高となっている。中国 Caixin(財新)製造業購買担当者景気指数が51.7と先月から上昇し、市場予想も上回ったことから株価はこれを好感しアジア株式市場は概ね上昇している。
本日発表された韓国貿易収支によると輸出が前年同月比で14.7%減、輸入は14.6%減と大きく低下。いずれも市場予想を下回った。2016年以来の大きな減少となったが、韓国総合株価指数は0.71%高となっている。ドル/ウォンは0.26%安。
米10年債利回りは1.700%と下げ渋りを見せており、ドル/円は108.00円と108円前後で推移している。日経平均は2万2840.95円だった。
本日は午後9時30分に米雇用統計、午後11時にISM製造業購買担当者景気指数の発表が予定されている。市場予想では10月の非農業部門雇用者数は8万人、平均時給は0.3%、ISM製造業購買担当者景気指数は48.9と予想されている。