木曜日の米株式市場は主要3指数揃って上昇し、史上最高値を再び更新した。ダウ平均株価は0.66%高の27,674.80、S&P500は0.27%高の3,085.18、ナスダック総合指数は0.28%高の8,434.52。
中国商務省が関税の段階的な撤廃に米中両国が合意したと発表。米中首脳が部分合意に署名すれば12月に予定されている関税も撤廃され、他の関税も順次停止することになる。ただし、トランプ政権内で追加関税撤廃に関し、強烈な反対が出ているとの報道もあり、過去の交渉の歴史を考えると決裂の懸念がないわけではない。ちなみに米中両国は首脳会談の場所を交渉中だが、まだ決まっていない。
最近の株価上昇のペースは速く、ダウ平均のRSIは70近くに達しており、買われすぎの水準に入りつつある。
午前10時51分時点で米10年債利回りは1.919%、ドル円は109.23円。
上海総合指数は0.32%高、香港ハンセン指数は0.29%安、韓国総合株価指数は0.09%安、ドルオフショア人民元は0.05%高、ドルウォンは0.21%高。
前場の日経平均株価は高く寄り付いた後、利益確定売りに押されて値を下げている。ただし、上昇トレンドの基調は強く、簡単には崩れにくい。昨日の段階で25日騰落レシオは134.39と過熱圏にあり、上値は重いだろうが、2万3350~3400円あたりでは下げ止まる可能性はあろう。後場の日経平均は2万3350~3500円での推移を予想する。