金曜日の米株式市場は主要3指数揃って上昇した。ダウ平均は0.02%高、S&P500は0.26%高、ナスダック総合指数は0.48%高。関税の段階的な撤廃を米中両国が合意という中国商務省の発表をトランプ大統領が否定したことを受け、一時株価が下落したが、後半に持ち直して上昇して終了している。
上海総合指数は0.86%安、香港ハンセン指数は1.28%安、韓国総合株価指数は0.63%安とアジア株式市場は下落している。ドルオフショア人民元は0.05%高、ドルウォンは0.22%高。
香港で警官隊がデモ隊に発砲し、けが人が出ているとの報道が株価の重しとなっている。
午前に内閣府から発表された9月機械受注は2.9%減となり、市場予想を下回った。
前場の日経平均株価はわずかに下落している。香港の発砲のニュースが報道され、利益確定売りが出ている。25日騰落率は127.63%と過熱圏にはあり、調整売りも出やすいだけに後場も利益確定売りで上値は重いだろう。ただし、ドル円は109円台で推移しており、米中合意への期待から下値もまた固いだろう。後場は小動きの中、2万3300円から2万3450円での推移を予想する。