ベテランズ・デーで為替・債券市場が休場となった月曜日の米株式市場はまちまちだった。ダウ平均は最高値を連日で更新し0.04%高の27,691.49。一方でS&P500は0.20%安の3087.01、ナスダック総合指数は0.13%安の8,464.28と下落している。米中貿易交渉への懸念と香港でのデモ隊への発砲事件が昨日の株式市場の上値を重くしたが、本日のアジア株式市場は上昇して始まっている。午前10時34分時点で上海総合指数は0.09%高、香港ハンセン指数は0.28%高、韓国総合株価指数は0.08%高。ドルオフショア人民元は0.07%安、ドルウォンは0.05%安。
米10年債利回りは1.923%と低下、ドル円は109.15円と109円台で推移している。
本日はトランプ大統領がニューヨークエコノミッククラブでスピーチを行う予定であり、ここで米中協議への言及があれば株価が大きく動く可能性がある。
ポリティコが関係筋の話として、米国がEUからの自動車関税の決定を半年遅らせると報じた。
ブレグジット関連では、欧州連合(EU)離脱を唱える英ブレグジット党が、来月の総選挙で、ジョンソン首相率いる保守党選挙区に候補を擁立しないと表明した。これを受けてポンドが上昇しており、ポンドドルは0.04%高となっている。
日経平均株価は2万3352円と小幅に上昇している。前日の米国市場が祝日で市場参加者が少なかったこともあり、日経平均は動意に乏しい。追加材料がなければ後場も引き続き前日終値あたりでもみあいが続くだろう。後場は2万3250円~2万3450円での推移を予想する。