[5日 ロイター] - 中国株式市場は上昇。米中通商協議が「きわめて順調」というトランプ米大統領の発言を好感した。
上海総合指数 (SSEC)は3日につけた約3カ月ぶり安値から1.48%値上がりしている。
香港株式市場も上昇。米中が通商問題で合意し、追加関税の発動を回避できるとの見方が広がった。ただ、トランプ氏の発言が一貫していないとの懸念も根強く、上値の重い展開となった。
ソウル株式市場の株価は3日続落して引けた。米中貿易協議の合意に向けた好ましい兆候について、投資家らは疑問視したもようだ。
ブルームバーグ通信は4日、複数の関係者の話として、米中協議をめぐり、撤回される関税の規模に関して合意に近づいていると報じた。
またトランプ米大統領は同日、対中協議が「非常にうまくいっている」と述べ、合意が来年の米大統領選後になる可能性を示唆した前日より、協議進展に前向きな見方を示した。
外国人投資家は649億ウォン(約5503万ドル)相当の売り越し。売り越しは21営業日連続。 出来高は4億6256万株。取引された908銘柄のうち、273銘柄が上伸した。
シドニー株式市場の株価は反発して引けた。トランプ米大統領の対中貿易協議に関する発言を受けて、楽観論が広がった。
S&P/ASX200指数は前日終値比1.2%高の6683.00で終了した。
トランプ氏は4日、中国との交渉が「非常にうまくいっている」と述べた。3日には協議合意を2020年の米大統領選後まで待つ可能性を示唆する発言があり、投資家らに懸念が出ていた。
金融株指数 (AXFJ)は四大銀行を支えに1.4%高で、10月16日以来の大きな上げ幅。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ) (AX:ANZ)が2.1%高だった。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)が銀行の自己資本比率引き上げを発表したが、大きな影響は出なかった。
鉱業株指数 (AXMM)は約1%高。BHPグループ (AX:BHP)とリオ・ティント (AX:RIO)がそれぞれ1.6%高と0.8%高。
エネルギー株指数 (AXEJ)は1.6%高。サントス (AX:STO)が4.2%、ウッドサイド・ペトロリアム (AX:WPL)が約2%それぞれ上昇した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
中国 上海総合指数 2899.4685 + 21.3528 + 0.74 2886.5164 2902.0020 2885.0798 (SSEC)
前営業日終値 2878.1157
中国 CSI300指数 3879.364 +29.545 +0.77 3863.609 3883.403 3859.822 (CSI300)
前営業日終値 3849.819
香港 ハンセン指数 26217.04 +154.48 +0.59 26300.51 26300.51 26134.06 (HSI)
前営業日終値 26062.56
香港 ハンセン中国株指数 10321.83 +67.74 +0.66 10352.44 10352.44 10287.95 (HSCE)
前営業日終値 10254.09
韓国 総合株価指数 2060.74 -8.15 -0.39 2078.31 2084.29 2053.56 (KS11)
前営業日終値 2068.89
台湾 加権指数 11594.65 +84.18 +0.73 11546.75 11604.39 11546.75 (TWII)
前営業日終値 11510.47
豪 S&P/ASX指数 6683.00 +76.50 +1.16 6606.50 6684.60 6606.50 (AXJO)
前営業日終値 6606.50
(リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります) OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191205T090245+0000