[ベルリン 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は欧州連合(EU)首脳に対し、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するための外出禁止などの措置が継続すればEUの域内総生産(GDP)は5%縮小するとの見解を伝えた。独紙フランクフルター・アルゲマイネが18日、報じた。
同紙はEU外交官の話として、ラガルド総裁が示した経済への影響の幅は2─10%だったと報道。こうした推計は、新型ウイルス対策で経済成長率が毎月2.1%押し下げられるとの仮定に基づいているとしている。
その上で、新型ウイルス対策が3カ月は継続するとの見方に基づくと、EU経済が5%縮小するとの推計は「現実的」であるとの見方をECBが示したと報じた。