原油価格が下落したことを背景に、28日のアジア株式市場はまちまちな値動きとなっている。
供給過剰への懸念から、WTI原油は約25%安、ブレント原油は約7%安となった。
3月の完全失業率が前月比0.1ポイント増の2.5%となったことを受け、日本時間12時35分時点における日経平均株価は0.38%安となっている。
韓国のKOSPIは0.04%高、豪州のASX 200は0.37%安となっている
香港ハンセン指数は、来週には公務員が通常業務を再開することを背景に、0.73%高となっている。
中国の上海総合指数は0.11%高、深セン総合指数は0.24%高となっている。
ジョンズ・ポプキンズ大学のデータによると、4月28日時点の世界における新型コロナウイルス感染者数は300万人を突破したとのこと。しかし、一部の国では新規感染者数が減少し、ロックダウンが緩和されつつあるため、株式市場では楽観的な見方が広がっている。
「経済指標は一貫して軟調な結果であるにも関わらず、市場は新型ウイルスの抑制に成功の兆しが見えつつあることを過大評価している」とCapital Economics社のOliver Jones氏は述べた。