[18日 ロイター] - 米国株式市場は続落。ハイテク株が3日連続で売られ、アップル (O:AAPL)、マイクロソフト (O:MSFT)、アマゾン・ドット・コム (O:AMZN)、アルファベット (O:GOOGL)の下げが目立った。
週間では主要株価3指数がそろって3週連続で下落。3週連続での下落は、ナスダック総合 (IXIC)が昨年8月以来、ダウ工業株30種 (DJI)とS&P総合500 (SPX)は昨年10月以来。
グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、トム・マーティン氏は「2日にピークを付けた後、これまで好調だったハイテク株や成長株が主導する格好で急速な下げが続いている」と指摘した。
USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジストのロブ・ハウォース氏も、優良ハイテク株を売り、他のセクターに買いを入れる最近の動きが継続していると指摘。「経済成長を巡る懸念と言うよりは、利食い売りや調整、セクター間のローテーションのようだ」と述べた。
今月に入り、ハイテク株の売りが膨らむ一方、S&P素材 (SPLRCM)はアウトパフォームしている。
この日は、S&P情報技術 (SPLRCT)が1.7%安。アップルは3.2%下落した。
個別銘柄では、電気自動車(EV)テスラ (O:TSLA)が4.4%高で終了。来週22日に開かられる「バッテリーデー」が注目される中、アナリスト2人が目標株価を引き上げた。
週足では、ダウ平均が小幅安。S&Pは0.7%、ナスダックは0.6%それぞれ下落した。
欧州など、米国外で新型コロナウイルス感染が再拡大しているものの、さほど材料視されなかった。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.02対1の比率で上回った。ナスダックも1.12対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は143億1000万株と、6月のFTSEラッセルの年次指数調整以来の高水準に達した。
この日は株式先物取引や株価指数オプション取引などの取引最終日が重なる「クアドルプル・ウィッチング」に当たったことで、引けにかけて出来高が増加した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 27657.42 -244.56 -0.88 27864.8 27946. 27487. (DJI)
7 69 97
前営業日終値 27901.98
ナスダック総合 10793.28 -117.00 -1.07 10973.4 10977. 10639. (IXIC)
5 68 95
前営業日終値 10910.28
S&P総合500種 3319.47 -37.54 -1.12 3357.38 3362.2 3292.4 (SPX)
7 0
前営業日終値 3357.01
ダウ輸送株20種 11431.92 -120.44 -1.04 (DJT)
ダウ公共株15種 797.95 -12.86 -1.59 (DJU)
フィラデルフィア半導体 2160.97 -33.18 -1.51 (SOX)
VIX指数 25.83 -0.63 -2.38 (VIX)
S&P一般消費財 1169.00 -17.13 -1.44 (SPLRCD)
S&P素材 411.95 -7.23 -1.73 (SPLRCM)
S&P工業 663.78 -7.28 -1.08 (SPLRCI)
S&P主要消費財 650.71 -6.05 -0.92 (SPLRCS)
S&P金融 408.43 -0.99 -0.24 (SPSY)
S&P不動産 220.08 -4.39 -1.96 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 250.65 -2.93 -1.16 (SPNY)
S&Pヘルスケア 1226.34 -1.57 -0.13 (SPXHC)
S&P通信サービス 193.19 -2.15 -1.10 (SPLRCL)
S&P情報技術 1963.28 -33.14 -1.66 (SPLRCT)
S&P公益事業 294.96 -5.39 -1.79 (SPLRCU)
NYSE出来高 32.52億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23155 - 65 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 23100 - 120 大阪比 <0#NIY:>