[ロンドン 23日 ロイター] - 英銀大手バークレイズ (L:BARC)が23日発表した第3・四半期決算は、利益が予想を大幅に上回った。コンシューマー部門が黒字に転換したほか、貸倒引当が前四半期から減少した。
税引き前利益は11億ポンド(14億4000万ドル)とアナリスト予想の平均(5億0700万ポンド)の2倍となった。
信用減損費用と貸倒引当金は6億0800万ポンドで、アナリストが予想していた10億ポンドを大きく下回った。
バークレイズは一段のコスト削減を検討しており、新たな費用が発生する可能性があると明らかにした。時期や規模は決定していないとしている。
第2・四半期に赤字となったコンシューマー部門は1億6500万ポンドの黒字に転換した。米国でクレジットカードの利用が回復したことが寄与した。
収益の改善により中核的自己資本比率は14.6%へ上昇した。予想は14%だった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201023T073612+0000