[東京 10日 ロイター] - ANAホールディングス (T:9202)傘下の全日本空輸(ANA)は10日、年末年始期間(12月25日─1月5日)に帰省や観光を目的とした旅客需要が高まると想定し、羽田─那覇線など国内線の一部路線で臨時便を運航すると発表した。期間中の運航便数は当初計画に対して1%増となる。日本航空(JAL) (T:9201)も年末年始の運航便数は改善傾向にある。
ANAは足元の予約状況を踏まえ、年末年始の期間に羽田─札幌線、羽田─福岡線、関西─宮古線、中部─函館線などでの臨時便運航を決めた。12月の運航便数は計画比84%となり、11月の71%から回復する。ただ、このところ札幌を中心に北海道で新型コロナウイルス感染者が増加傾向にあり、今後の新型コロナの感染状況次第では、予約数が変動する可能性がある。
JALが5日に公表した年末年始(同期間)の運航便数は計画比で94%となっており、12月全体としての86%、11月の74%からは回復している。