[東京 14日 ロイター] - 13日夜に発生した東北地方での地震を受け、日本航空(JAL)とANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)は14日から15日にかけて、東北地方の空港を発着する区間で臨時便の運航や機材の大型化を決めた。今回の地震で東北新幹線の一部区間が運休となったことから、被災地域の交通インフラを確保する。
JALは14日に青森─羽田間、仙台─大阪(伊丹)間で、15日は青森、山形、秋田、花巻のそれぞれと羽田間、仙台─大阪(伊丹)で臨時便を運航する。仙台などと大阪の間では一部の機材を大型化し、座席数を76席から95席へ増やす。新型コロナウイルス感染拡大の影響で運休していた三沢─羽田間も15日に復便し、機材を大型化して座席数を95席から165席に増やす。
ANAも14日、15日の両日で秋田、仙台と羽田の間で臨時便を運航する。14日は庄内、秋田と羽田間の定期便で座席数の多い機材に変更。15日は秋田─羽田間での定期便で座席数を146席から194席へ増やす。
JR東日本によると、地震の影響で電柱が傾くなどの複数の設備で被害が確認されたため、東北新幹線の那須塩原駅と森岡駅間の上下線で14日と15日は終日運転を見合わせる。全線での運転再開までは10日前後かかる見込み。
秋田新幹線も両日、東京駅と秋田駅間で終日運転を中止。山形新幹線も14日は東京─新庄駅間で終日運転を取り止め、15日は福島駅から新庄駅間で本数を減らして折り返し運転する。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210214T100301+0000