[シンガポール 15日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のビットコインが15日のアジア時間の取引で5%超下落した。このところ上昇し、最高値を更新していたことから利食い売りが出た。
ビットコインは一時5.6%下落し、4万5914ドルを付けた。14日には4万9714.66ドルの最高値を付け、5万ドルに迫っていた。
イーサリアムは8%超安の1655ドル。
米電気自動車大手テスラは8日、ビットコインに約15億ドル投資したと明らかにし、テスラ製品の決済で同仮想通貨の利用を受け付ける方針を示した。
ビットコインは資産クラスとしての正当性が急速に高まっており、テスラの発表以降20%上昇している。
年初来では60%超上昇。昨年3月に付けた1年ぶり安値からは1100%超値上がりしている。
ペッパーストーンの調査責任者クリス・ウェストン氏は、ビッグプレーヤーによる一連の買いが続き、価格が継続的に押し上げられてきたと述べ、「1つや2つの大手ファンドから売りが出る可能性がある」との見方を示した。
その上で、下落局面は買い場になるが、重要な問題は下落幅がどの程度になるかだと指摘した。
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