シティグループ(C)の株価は、ウォール街の銀行がアナリストの予測を上回る第2四半期決算を発表したことを受け、金曜日の市場開始前に2.3％上昇した。
シティグループが発表した第2四半期の一株当たり利益（EPS）は1.52ドルで、アナリスト平均予想の1.40ドルを上回った。当四半期の収益は201億ドルで、平均予想と一致した。
銀行業務からの収益は16億3,000万ドルに達し、予想の15億5,000万ドルを上回った。
投資銀行業務からの収益は8億5,300万ドルで、予想の8億7,040万ドルをわずかに下回った。これは60％の増加であり、業界内の取引活動の長期的な減少が反転し始めていることを示している。
貸出総額は6,877億ドルで、予想の6,805億4,000万ドルを上回った。サービス収入は46.8億ドルと予想の48.2億ドルに届かなかったが、ウェルス・マネジメント・サービスの収入は18.1億ドルと予想の17.3億ドルを上回った。
この決算発表は、米国の規制当局がシティグループに対し、2020年に指摘されたデータ管理の問題が十分に改善されていないとして1億3600万ドルの制裁金を課した2日後に行われた。規制当局はまた、シティグループがこれらの問題に対処するために十分なリソースを投入していることを示すよう求めた。
シティグループは第2四半期の決算において、これらの制裁金とデータ管理問題に関連する追加対策の費用をすでに考慮していた。
ジェーン・フレイザー最高経営責任者（CEO）は、同行の財務実績の向上、経費の削減、プロセスの合理化を図るため、徹底的な改革を主導している。この改革の一環として、シティグループは今後2年間で従業員数を2万人削減する予定である。
同行は、サービス、マーケット、バンキング、米国パーソナル・バンキング、ウェルスの5つの主要事業セグメント別に業績を報告するようになった。これらのセグメントはかつて、より大きな部門の下にまとめられていた。この新しい報告体制の目的は、銀行業務の効率化と収益性の向上にある。これらのセグメントの責任者は現在、最高経営責任者に直属する。
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